■認知機能向上にあしぶみラダー 国立長寿研開発
認知症の前段階とされるMCI(軽度認知障害)の人は平成22年に380万人と推計された。複雑な日常動作にやや支障があり、アルツハイマー病に移行する率が高い。だが、全員が認知症になるわけではなく、2年後に3、4割が正常に戻るとの調査結果もある。状態改善や元気でいられる期間を延ばすことは認知症施策の重要課題だ。
来月3日には、MCIの人を対象にしたエクササイズ用ラダー(はしご状のトレーニング用品)と冊子のセット『新開発!国立長寿研の4色あしぶみラダー』(1944円)が小学館から発売される。
監修した国立長寿医療研究センターの島田裕之・生活機能賦活研究部長は「頭を使いながら、同時に運動もする取り組みが、MCIの人の認知機能の向上には効果的」とする。歩きながら計算をしたり、踏み台昇降をしながらしりとりをするなどだ。