田母神俊雄著『中国にNOと言える日本』(徳間書店・本体1200円+税)【拡大】
ましてや中国の習近平主席は、太平洋は二つの国で分けられるほど広いと、米中二大国による領域支配の意欲を隠さない。さらに韓国の朴槿恵大統領と歴史問題で共闘する動きを見せる。これも歴史をもってする情報戦争にほかならない。すでに日中戦争はひそかに始まっていると認識すべきなのである。いまこそ日本は中国にNOを突きつけなければ、いずれ中国の属国となるのは明らかだ。国際法や国際的なルールを平気で無視する中国という「ならず者国家」と対峙(たいじ)していることを片時も忘れてはならないという著者の警告は日本のリアルそのものなのである。(徳間書店・本体1200円+税)
徳間書店一般書籍編集部 力石幸一