ミャンマーでお産支える日本の「母推さん」 経験生かし途上国の力に (1/5ページ)

2014.9.21 17:09

ミャンマーの母子保健推進員。活動で得た知識を生かし、自身も無事に双子を産んだ=カニェン・トゥンジン准農村保健所(寺田理恵撮影)

ミャンマーの母子保健推進員。活動で得た知識を生かし、自身も無事に双子を産んだ=カニェン・トゥンジン准農村保健所(寺田理恵撮影)【拡大】

  • 母子保健推進員の活動を視察するアジアやアフリカなどの中央官庁の母子保健担当者ら=平成25年2月、和歌山県九度山町(同町提供)

 家庭訪問を通じてお産を支える日本の住民ボランティア制度、母子保健推進員(母推(ぼすい)さん)が東南アジアのミャンマーで広がっている。同国の保健省幹部が和歌山県の小さな町を視察し、母推さんが行政と力を合わせ、妊産婦や乳児の死亡を減らしてきた歴史に着目したのがきっかけだ。医師不足が深刻なミャンマー農村部で、赤ちゃんと母親の命を守る一助にと期待されている。(寺田理恵)

 お嫁さんに会わせて

 母子保健推進員は地域の妊産婦や乳幼児のいる家庭を訪問し、健康を見守るボランティア。お産が今ほど安全でなかった昭和43年に制度化され、赤ちゃんや母親への保健指導を支えてきた。母推さんと呼ばれて親しまれている。

 母推さんの全国組織の会長を務めた経験を持つ狭間(はざま)歌子さん(77)は和歌山県九度山(くどやま)町で40年間、妊産婦の家庭を訪問し、乳幼児健康診査や予防接種の案内の手渡しを続けてきた。

農家で赤ちゃんの世話をするのは、おばあちゃんの役割

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