『「軍国主義」が日本を救う』倉山満著【拡大】
そのうえで、日清・日露戦争までの日本は軍国主義だったものの、大東亜戦争では軍国主義になりきれずに敗れてしまったこと、日本で最初の軍国主義者は聖徳太子だったことなどを、豊富な歴史の知識から検証しています。
加えて、現在の有事法制、特定秘密保護法、集団的自衛権の行使容認などは、現実的にはまったく役に立たず、自衛の戦いすらできないと厳しく批判、「軍国主義」に対する正しい理解こそが平和への道だと説きます。(徳間書店・1200円+税)
徳間書店一般書籍編集部 明石直彦