「表皮は再生するのに4週間かかる。一度手荒れにかかったら、初期のうちに治した方がいい」と野村院長。傷の表面が治ったように見えても、内部は治っていないこともある。手がかゆくなるほか、血や黄色い浸出液が出るようになると重症化のサイン。傷から黴菌(ばいきん)が入れば「かゆくて夜中に目が覚める、パンパンに腫れ、痛くて指を曲げられない」といった症状まで表れる。
まれではあるが、血液を通じてアレルギーが全身に散る自家感作性皮膚炎や、腫れて熱を持つ蜂窩織(ほうかしき)炎を引き起こすこともある。
ぬるま湯で
こうした症状に陥らないために大事なのは手の洗い方だ。高温のお湯は皮脂を取る力が強いので、ぬるま湯がお勧め。ぬれた手をきちんと拭くことも大切だ。「ぬれたままだと皮膚の水分も一緒に蒸発して荒れやすくなる」ためで、外出先でもハンカチよりハンドタオルで拭くと良い。