波紋広がる「卵子凍結保存」 女性のキャリア形成…高齢出産などリスクも (4/6ページ)

2014.11.16 17:14

 サンドバーグ氏自身は、通常の妊娠・出産を経て2児を授かっているが、「なぜ女性のリーダーは少ないか」という講演で、女性は子供を持つことを考えたその瞬間から、その子のためにゆとりを確保することを考え始めると指摘。仕事との両立に悩み、「積極的に手を挙げて出世を望んだり、新しいプロジェクトで『私にやらせて』と言わなくなる」と述べている。

 サンドバーグ氏は世界銀行で働き、ローレンス・サマーズ元米財務長官の主席秘書官を経てIT業界に転じたが、自身もキャリアの形成に苦労したという。

 リスクも

 だが、卵子凍結保存と企業による支援のあり方をめぐっては、メディアやインターネット上などでさまざまな論議も起きている。

 卵子の凍結保存は、がんの治療などで機能が失われた場合に備える医学的理由の場合と、卵子を若い状態で保ち将来の妊娠に備えるケースに大きく分かれる。以前は卵子を凍らせると女性能力が失われたが、最近の医学の進歩で未受精卵も凍結できるようになった。

しかし、卵子はもちろん凍結時の状態で保存されるので…

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