高齢者の住宅に関する相談を受けている高齢者住宅情報センターの米沢なな子・大阪センター長(61)は、「サ高住は現状では、玉石混交の状態」と指摘する。「施設を選ぶ際にはどのようなサービスが受けられるのかをきちんと確認してほしい」と話している。
■経営者の理念も大切
高齢者住宅情報センターの大阪センター長、米沢なな子さんに、サ高住を選ぶ際に気をつけたいポイントを聞いた。
付随するサービス内容の確認はしっかりと。例えば「医療との連携」をうたっていれば、夜中でも対応してくれるのか、入院の付き添いはしてもらえるのか、などを聞いてみる。終(つい)の棲家(すみか)と決めるなら、認知症になったり要介護度が高くなったり、看取りの時期でも受け入れ態勢は整っているか、確認しよう。「経営者がどんな理念をもっているのか、ということも大切。その人らしい暮らしを送る上で影響してきますから、ぜひ聞いてみてほしい」とアドバイスしている。