【書評】『だからこそ、自分にフェアでなければならない。』小林紀晴著 (2/3ページ)

2014.12.6 14:51

『だからこそ、自分にフェアでなければならない。プロ登山家・竹内洋岳のルール』小林紀晴著(幻冬舎・1300円+税)

『だからこそ、自分にフェアでなければならない。プロ登山家・竹内洋岳のルール』小林紀晴著(幻冬舎・1300円+税)【拡大】

 竹内自身も、2005年、34歳の時に登ったエベレストで、脳血栓により突然倒れました。「死んでいくところを記録しろ」と仲間に告げたのは、見殺しの憶測を防ぐため。2007年7月には、ガッシャブルムII峰で巨大な雪崩に巻き込まれ、約300メートル落下。共に登っていた3人のうち、ひとりは死亡し、ひとりは行方不明になりました。背骨を折ったものの竹内だけが生還できました。

 なぜ、日本人で竹内だけがこの記録を達成できたのか、なぜ、命を落とすことなく生還しつづけたのか。本書は、その理由を写真家の小林紀晴が探ったルポルタージュです。「何かが決定的に違うはずだ」と。そのために小林がとったのは、10時間に及ぶインタビューに加え、実際に竹内と一緒に「天狗(てんぐ)岳」に登ることでした。小林の精緻(せいち)な筆致で、竹内の言動が拾い上げられていきます。

「8000メートルを超えると、経験は役に立ちません」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。