「“世話”をしたい」欲求に応える
ペットロボットの魅力について、塩瀬隆之・京都大学総合博物館准教授(システム工学)は「ペットロボットには『お世話をする』という能動的介在活動で意欲を引き起こす効果がある」と指摘。シニア層に広がっている理由については「誰かと関わる機会が極端に減った独居シニアにとって、お世話をする立場でいられることが、ロボットの魅力の1つかもしれない」と分析している。
昨年、ペットロボの象徴的存在だったソニーの犬型ロボット「AIBO(アイボ)」の保守窓口が閉鎖され、飼い主から「ペットロスの悲しい思いをしたくないから購入した」という声もあがったが、パロの場合、犬の平均寿命が12~14年であることからその年数に合わせて設計。不具合には専用の「パロ・クリニック」で健康診断、毛皮のクリーニング、修理サービスのメンテナンス体制を敷いているという。
ペットロボットもまた、限りある“命”だからこそ愛しいのかもしれない。