生産者←→消費者
契約農家がこだわりを持って栽培した野菜や果物を毎週届ける「OFFICE DE YASAI」というサービスもある。
すぐに食べられるトマト、キュウリなどに加え、電子レンジで加熱調理するパック入りの野菜も。同サービスを展開する、KOMPEITO(渋谷区)は、農業や地方の活性化を目指して立ち上げたベンチャー企業だ。
「産直野菜の個人向け宅配は送料が高くついてしまう。人が集まるオフィスに新たな可能性があるのではと、このサービスを思いつきました」と、川岸亮造社長は説明する。
生産者も期待を寄せているという。食べる人の顔が見えることは、栽培するモチベーションに。従来なら“規格外”で廃棄されていた小ぶりの野菜は、オフィスでは一口サイズで食べやすいと歓迎されている。
既存の食品も、オフィスに据え置くことで新たな価値が生まれているようだ。