【江藤詩文の世界鉄道旅】ハイライン(1)廃線好きにはたまらない高架を活用した空中公園 (2/2ページ)

2015.3.15 18:00

新しくオープンした第3区間は、廃線跡らしさがひと際色濃く残されている

新しくオープンした第3区間は、廃線跡らしさがひと際色濃く残されている【拡大】

  • 横からのぞいてみると、たしかに高架線っぽい面影が
  • こちらは現在工事中。寒々としたハドソン川には流氷が漂っていた
  • ニューヨークらしい近代的な街並みと不思議に調和するハイライン。地上より寒い高架には雪がたくさん残っていた
  • 第3区間からは、停車した車両も眺められる

 世界の最先端のトレンドが集結するニューヨークにも、なんと廃線跡があった。元は貨物線だったという高架が、ニューヨークらしいおしゃれな高架空中庭園「ハイライン」として生まれ変わり、いまは観光名所のひとつになっている。ハドソン川を臨むこの貨物線は1930年代に開通したが、トラックにその役割を取って代わられ、1980年代には廃線になった。以来放置され続け、雑草が生い茂っていたという。解体への動きもあるなかで、地域住民の保護運動が起こり、廃線好き・鉄道好きの働きかけも一助になってリノベーションが行なわれ、2009年にパブリックスペースとして生まれ変わった。現在も拡張工事が続いていて、公園はどんどん延伸しているそうだ。朽ちた線路が生き返った新しい事例として、アメリカ中の廃線好き・鉄道好きからも、熱い注目を集めている。

 初夏の晴れた昼下がりには、ジョギングやウォーキングをしたり、ランチボックスを持って集まったり、ガイドツアーやストリートパフォーマンス、バンドの演奏などが行なわれ、人々で賑わうという“市民の憩いの場”ハイライン。しかし、私が訪れたのは寒風吹きすさぶ2月。吹きさらしの高架を震えながら歩いているのは、どこか不思議な人たちばかりだった。

■取材協力:デルタ航空

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら

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