窓口の係員ショーンがくれた5つのキーワードを手がかりに、くまなく散策したグランドセントラル・ターミナル。“美しいもの”を探す一方で、「花より団子」な私が気に入ったのが、3つの“おいしいスポット”だ。
もっとも好みだったのは、西階段の横にある隠れ家バー「キャンベル・アパートメント」。グランドセントラル駅を所有していた大富豪ヴァンダービルドの友人で、金融家・投資家でありニューヨーク・セントラル鉄道の大株主でもあった大金持ちキャンベルのための部屋を改装したバーで、大理石の壁に手塗りの天井、ステンドグラス、暖炉と1900年代当時の雰囲気を再現している。1920年代の米国禁酒法時代にこっそり営業していた“もぐり”の酒場のような“お忍び”感が、ニューヨーカーに人気だ。