就活志塾の講師を務める西田芳明社長(最奥)とブロック玩具を組立てる学生たち=大阪市【拡大】
そんな進和建設工業もかつて事業で失敗して同社が存亡の危機に陥ったことがあった。西田社長は「経営者としてやっていけるか」と悩んでいたところに出会ったのが、京セラ創業者の稲盛和夫氏が塾長を務める経営塾「盛和塾」だった。稲盛氏に「経営の本質」を学んだことで、ちょっとした成功で有頂天になっていた自らの不明を反省し、事業への向き合い方が変わったという。
就職活動の進め方に迷っていた学生と出会った際にこの経験を思い出し、「仕事の本質」を伝受する就活志塾の開講を決意。参加者15人ほどで始まったが、口コミで評判が広がっていった。
西田社長は「何のために働き、人生をどう生きるかを考えたうえで就職先を考えると必ずしも大企業への入社が成功ではないことが分かる。日本の会社の9割以上を占める中小企業に目を向けてもらうことで日本経済の底上げにつなげたい」と意気込んでいる。