がんが粘膜の浅い層にしか入り込んでいなかったり、リンパ管や血管に転移していなかったりする時は、内視鏡での切除が可能なことが多い。
その他のケースで外科手術を行う場合には、がんのある部分と転移している可能性のあるリンパ節を切除。残った腸管をつなぐ。術後の経過が良ければ、入院期間は10日程度だという。ただ、肛門付近の手術後は便の回数が増えるなど排便習慣が変化するケースもある。
転移の箇所が多くて切除できなかったり、リンパ節などに転移があったりする時には、再発予防のため抗がん剤療法が行われる。
40歳以上は定期的に
他の臓器への転移がみられるステージIVだと、同病院での5年生存率は3割程度とされるが、転移の数が限られている場合などは治癒する可能性は十分あるという。