ちなみに「大都市近郊区間」は、東京のほか大阪、福岡、新潟、仙台にも定められていて、これらの都市でも“大回り乗車”に挑戦できる。
東京近郊の方以外にはわかりづらくて申し訳ないが、JR新宿駅の駅員さんは、「大都市近郊区間」の特例を、こんなふうに説明してくれた。
「お客様が新宿駅から東京駅までいらっしゃるとします。その場合、中央線を利用されても、山手線内回りでも外回りでも、総武線で秋葉原までいらして山手線に乗り換えても、総武線でお茶の水、お茶の水から中央線で神田、神田から山手線と3線乗り継いでも、運賃はもっとも安い経路で計算されるということです」。
続いて彼は、こう続けた。「もしかして“大回り乗車”ですか?」うっ。見抜かれてる…。これって違法じゃないですよね?
じつはこの駅員さんも、小学生や中学生時代に何度も“大回り乗車”を経験したという“乗り鉄”だった。夏休みの自由研究として、路線ごとの電車の違いを調べて提出したこともあるそうだ。