【江藤詩文の世界鉄道旅・夏休み特別企画】1都6県をたった140円でぐるり(3)車窓から(だけ)楽しむ海と里山のパノラマビュー (1/2ページ)

2015.8.23 18:00

どこまでも続く青い空と青い海。オーシャンビューを満喫できる内房線の車窓

どこまでも続く青い空と青い海。オーシャンビューを満喫できる内房線の車窓【拡大】

  • 車内には「マザー牧場」や「鴨川シーワールド」など、房総が誇る観光名所のポスターが掲示されていた
  • 今回乗車したなかで、私好みの路線ベスト3に入る「成田線各停我孫子行き」。最前部からの眺めは格別だ
  • はじめて乗車した「水戸線」は、成田線に勝るとも劣らない車窓風景を楽しめるが、ベンチシートなのが残念!
  • 何から何まで好みだった「両毛線各停高崎行き」。全体に古びていて、シートの座面は低く、エアコンは効かず、物悲しい音色の汽笛が響く

 「特別快速館山行き」が木更津駅を過ぎると、右手の窓いっぱいに太平洋の海が広がった。雲ひとつない絶好の海水浴日和。

 千葉駅から乗り込んできたビーサンをはいた若いカップルは、小さな声でくすくす笑い合いながら、まだ午前中だというのに、コンビニのレジ袋で覆った缶ビールと缶チューハイをこっそり飲んでいる。男性はすでにサーフパンツをはき、おそらく女性も、タオル地のサマードレスの下に水着を着ているに違いない。涼しい車内にいるのであまり実感はないが、今日も暑くなりそうだ。

 生活感とリゾート感がせめぎ合っている車窓から、魅惑的なフレーズが次々と飛び込んでくる。なになに。「木更津温泉」「日帰り入浴」「漁師料理」「貝焼き食べ放題!」「おみやげ・直売所」。下車しない(いや、できない)。そうわかっていても、つい浮き足立ってしまう。ビーチだよ、ビーチ…。

「ここで下車したら、大回り乗車はこの時点で終了です。不足分の運賃を支払ってください」。ミスター・スジ鉄のクールな声に、現実に引き戻される。

車窓を彩る“日本の原風景”を堪能中、現実に引き戻される一言が…

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