雑談力がパフォーマンスを上げる? 社員の行動データからわかる「ムダ話」の価値 (2/4ページ)

2015.11.8 17:04

 この社内コミュニケーションの計測により、あるコールセンターでは休憩時間などのインフォーマルな会話の活気によって、拠点ごとに業績差があることが判明したという。そこで、休憩メンバーを相性の良い同世代同士の組み合わせにするなどして、対面コミュニケーションを活性化させることで、受注率13%アップに成功した事例がある。社内コミュニケーションの活性化が業務に影響することは、なんとなく予測はできるものの、いざ数値化することで実際に業務改善したという事例を知ると、昼休みの社員同士の無駄話も意味があると感じざるを得ない。

 ■無駄と思われるコミュニケーションがもたらす効果

 このように雑談がビジネスにおいて有効に働くことは、すでに多くの人々によって提唱されている。そもそも、「無駄話は潤滑油の役割を果たす」といわれていることもあり、社員同士で一緒にランチを取ったり、終業後に飲みに出かけたりすることで、上司と部下の関係やチームの結束力を高め、仕事がスムーズにいくという考え方はどの会社でも見受けられる。

コミュニケーション量が、仕事のパフォーマンスに影響

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