【江藤詩文の世界鉄道旅】グレッシャー・エクスプレス〈氷河特急〉(5)名物の飲み口“ななめ”グラスは飲みやすい?自腹で検証 (1/3ページ)

2015.12.6 18:00

ディセンティス駅で引き継ぎを行なう車内販売スタッフのふたり

ディセンティス駅で引き継ぎを行なう車内販売スタッフのふたり【拡大】

  • 氷河特急で販売しているオリジナルロゴ入りのプロダクツ
  • マッターホルン・ゴッタルド鉄道のアンティヤさん
  • 旅の後半は、ワゴンにアニメ「アルプスの少女ハイジ」にも“大角のだんな”として登場するシュタインボックを飾りつけ
  • これが“ななめデザイン”のワイングラス。途中、車体がプリントされたクッキーが配られた

 氷河特急の客車には、新型車両が使われている。75周年を記念して、その翌年の2006年に導入されたもので、採光がよくくもりにくい大型の窓やエアコンのほか、日本語を含む6カ国語に対応したイヤホンガイドが全席に完備され、テーブルやシートも広くなり安定感を増した。とは言うものの、アルプスを走るこの列車が、アップ&ダウンやカーブを繰り返すのは、前回ご紹介した通り。

 ちなみに車掌のマイケルさんいわく、新しい車両は環境にも配慮した節電型で、現在は約9割、将来的には100%の電力をアルプスの豊富な水力でまかなうという。

 さて、そんな揺れる車内でも酒を呑みたい乗客のあいだで人気を集めているのが、車内と発着駅でしか販売されていないオリジナルデザインのロゴ入りワイングラス。急勾配により、テーブルが前のめりになったり前上がりになったりしても中身がこぼれないように、あらかじめ傾けてななめにつくってしまったという奇抜なデザインだ。販売スタッフのアンティヤさんによると、新型車両に切り替わる前は、食堂車ではこのグラスでワインを提供していたそうだが、車両が新しくなって“以前より揺れなくなった”ため、現在は短めのステム(脚)がついたスタンダードなグラスにワインを注いでいる。

名物グラスでいざ試飲!気になる飲み心地は…

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