【江藤詩文の世界鉄道旅】グレッシャー・エクスプレス〈氷河特急〉(7)“スイス人鉄子”に導かれ、山に入って“撮り鉄”入門! (2/3ページ)

2015.12.20 18:00

ランドヴァッサー橋を渡るグレッシャー・エクスプレス〈氷河急行〉

ランドヴァッサー橋を渡るグレッシャー・エクスプレス〈氷河急行〉【拡大】

  • “音鉄”修行中のパトリシア
  • 撮影用展望台。渓谷を挟んだ向かい側にも撮影ポイントがある
  • ベルニナ急行の車掌たち。「ここまで来てこの列車に乗らないとは。今日は幸い空席がありますから、お乗りなさい」と
  • いいタイミングでSL機関車に出合えた!
  • プラットフォームから直接自由に出入りできる待合室兼ミュージアム

 そんなサン・モリッツ駅から足を延ばすと、“撮り鉄”には有名な絶好の撮影ポイントがあるそうだ。そんなわけで電車に乗って約1時間、「フィリズール」という小さな駅で下車した。案内をしてくれるパトリシアは、スリムパンツにスニーカー、小さなリュックをしょい、駅前の水飲み場で水筒に水を補給している。ここから撮影スポットまで、整備された登山道をハイキングするのだ。私の印象では、スイス人はヒマさえあれば山歩きをしているが、彼女も時間があればサンドイッチを持って山へ行き、日がな鉄道を眺めているそうだ。

 途中、左手に線路を眺め下しつつ、のんびり歩くこと30分。石造りの風情のある橋が見えてきた。氷河急行のポスターやパンフレットにも使われている名橋「ランドヴァッサー橋」だ。撮影にちょうどいい位置に木製の展望台がつくられていて、オランダから来たカップルが、氷河特急が通過するのを待っていた。こうして撮影したのがこちらの1枚。天気に恵まれたこともあり、なかなかよく撮れた。ような気がする。

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