【江藤詩文の世界鉄道旅】2015年ベストセレクション 有名観光列車からローカル線まで 読者に乗ってほしい鉄道ベスト5 (3/3ページ)

2015.12.27 18:00

ピラトゥス鉄道。市民には身近な列車だが、世界最急勾配の本格的な登山鉄道だ

ピラトゥス鉄道。市民には身近な列車だが、世界最急勾配の本格的な登山鉄道だ【拡大】

  • マニラMRT。「女性専用車両」のルールは無視しても、優先席は積極的に譲り合うのがフィリピンらしい
  • グレッシャー・エクスプレス〈氷河特急〉。スイスにはまだまだ乗りたい鉄道がたくさん!
  • “全車禁酒”が衝撃的だったマレー鉄道。シャトル電車の開通により“3カ国を結ぶ列車”ではなくなってしまった。時代は変わる
  • タイ国鉄メークローン線。バンコクからメークローン駅にたどり着くまでのアクセスもまたおもしろい

第2位 マレー鉄道/タイ・マレーシア・シンガポール

 タイ・バンコクのフアランポーン駅からマレー半島を縦断してシンガポール・ウッドランド駅まで、寝台車を利用しての鉄道旅。短い期間ながら乗務員の対応や、何より各国の国境駅に設けられた出入国審査場で、3カ国の国民性の違いを体感できるのがおもしろい。2015年7月にマレーシア・JBセントラル駅とシンガポール・ウッドランド駅間にシャトル電車が開通したため、マレー鉄道の発着駅はJBセントラル駅に変更されたそうだ。

第1位 国鉄メークローン線/タイ

 「不便だし、汚いし、遅いし、いいとこなし!」と、タイ人からは顧みられていないにも関わらず、観光客からは大人気の“市場を走る列車”タイ国鉄メークローン線。軒先をかすめる走行シーンは、目の当たりにするとエキサイティングだ。タイの鉄道をこよなく愛しているのに、タイムテーブルが変更されたり、修復による運休だったり、この列車にはすげなく振られ続けてしまった。来年こそリベンジしたいと思う。

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら

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