第2位 マレー鉄道/タイ・マレーシア・シンガポール
タイ・バンコクのフアランポーン駅からマレー半島を縦断してシンガポール・ウッドランド駅まで、寝台車を利用しての鉄道旅。短い期間ながら乗務員の対応や、何より各国の国境駅に設けられた出入国審査場で、3カ国の国民性の違いを体感できるのがおもしろい。2015年7月にマレーシア・JBセントラル駅とシンガポール・ウッドランド駅間にシャトル電車が開通したため、マレー鉄道の発着駅はJBセントラル駅に変更されたそうだ。
第1位 国鉄メークローン線/タイ
「不便だし、汚いし、遅いし、いいとこなし!」と、タイ人からは顧みられていないにも関わらず、観光客からは大人気の“市場を走る列車”タイ国鉄メークローン線。軒先をかすめる走行シーンは、目の当たりにするとエキサイティングだ。タイの鉄道をこよなく愛しているのに、タイムテーブルが変更されたり、修復による運休だったり、この列車にはすげなく振られ続けてしまった。来年こそリベンジしたいと思う。
■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら