
手芸店にはこの時期、入園・入学に向けたグッズ用の材料が並ぶ=クラフトハートトーカイアルカキット錦糸町店【拡大】
春の入園・入学シーズンを控え、手提げバッグや巾着など子供の身の回り品の準備を始める時期だ。手作りを求める幼稚園・保育園や小学校が多く、裁縫が苦手な親にとっては頭の痛い問題だが、近年は外注を請け負う業者が増加。インターネットによるサービスも充実してきている。(油原聡子)
費用は2万円
東京都墨田区の会社員の女性(42)は1月下旬、今春小学校に入学する三男(6)のため、体操着袋や手提げバッグなど6点を手芸専門店にオーダーした。生地代も含め費用は2万円ほどかかった。
「裁縫が苦手でボタン付けしかできないので…。上の子2人の分もお願いしてきた」と女性。近くに住む母親宅にもミシンはなく、外注するしかなかった。
2万円の出費は痛かったが、「フルタイムで働いているので週末は疲れ切っている。市販品で代用できるものもあるが、手芸店でオーダーするほうが子供好みのものが作れる」と納得の様子だ。