
手芸店にはこの時期、入園・入学に向けたグッズ用の材料が並ぶ=クラフトハートトーカイアルカキット錦糸町店【拡大】
ネットでも
手芸用品販売の「オカダヤ」(新宿区)では、入園・入学用グッズの作り方を説明した「レシピ」をインターネットで公開。レシピに基づいたオーダーサービスも請け負っている。また、同社が運営する手芸専門店「マーノクレアール」の一部店舗では、2~3月に講習会も実施する予定だ。
ネットで外注できるサービスもある。洋服や雑貨の縫製を請け負うネットサイト「nutte(ヌッテ)」は、昨年から縫製を手がける職人と利用者のマッチングを行っている。
利用者は依頼したいものと金額、納期などの条件を登録し、契約が成立すると制作してもらえる仕組み。1月から、入園・入学に向けた製品の依頼が増えているという。
最後の一手間
手作り品の外注が広がっている背景について生活総合情報サイト「オールアバウト」の子育てガイド、田宮由美さんは「仕事を持ち、時間に追われる母親が増えている。時間がない中で手作りをしてイライラするぐらいなら、サービスを使うのも一つの方法」と指摘する。