子供の心の不調に目を向けて 早期発見へ開発進む教材やアプリ (2/4ページ)

2016.5.8 07:15

授業で児童に語り掛ける養護教諭の芦川恵美さん=埼玉県飯能市の市立富士見小学校
授業で児童に語り掛ける養護教諭の芦川恵美さん=埼玉県飯能市の市立富士見小学校【拡大】

  • タブレット端末を活用したアプリの画面(見本)

 学ぶポイントは(1)心の不調は誰にでも起き得る(2)睡眠不足など生活習慣が影響する(3)誰かに相談することが大事-の3点。プリントを穴埋めしながら、自分は誰に相談するかも考えてもらう。

 この教材は精神科医の佐々木司東京大教授(健康教育学)、大学院生の小塩靖崇さんらが作った。授業1回で完結し、外部専門家に頼む必要がない手軽さが特長という。

 発症14歳以下で

 思春期の入り口に立つ年齢で、なぜ心の健康を学ぶ必要があるのか。

 佐々木教授は「思春期は感情をコントロールしにくくなる年代で、精神の不調が起きやすい」と指摘。約5人に1人が一生の間に精神疾患を経験するが、大人の精神疾患の半数は14歳までに発症するという。「早めに気付き、手当てすることが大切だ。それには知識がいる」と佐々木教授は言う。

海外ではこうした授業を必修にする例もある

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。