“毒魚”バラハタを見破ったのは「食品Gメン」だった!  (3/4ページ)

2016.6.5 17:02

バラハタを売った業者が本来売るはずだった「無毒の」スジアラ(東京都市場衛生検査所提供)

バラハタを売った業者が本来売るはずだった「無毒の」スジアラ(東京都市場衛生検査所提供)【拡大】

  • 国内から大量に入荷する生のまぐろをチェックする検査員ら(東京都市場衛生検査所提供)
  • スジアラとして出荷されたバラハタ。シガテラ毒を持ち、温度感覚の異常や下痢、嘔吐などの食中毒症状を起こすことがある(東京都市場衛生検査所提供)
  • ノロウイルス遺伝子を抽出する検査員。冬期の二枚貝の検査には必須だ(東京都市場衛生検査所提供)
  • 市場で行われる拭き取り検査。特に夏期は細菌が魚を扱う箇所に付着していないか、検査が入念に行われる(東京都市場衛生検査所提供)
  • 「マゴチの身に白い斑点がある」との通報を受けて検査所が行った検査の結果、クドア属寄生虫のシストであると分かった。ヒラメなど白身魚に寄生し、食べると下痢や嘔吐をきたす(東京都市場衛生検査所提供)

 職員数は約40人。このうち検査課に所属する全16人が市場が開いている日に毎日、場内を見回っている。男女比はほぼ半々という。

 午前4時から、まず2人1組が場内を回る。同8時からは6組12人で仲卸店舗に陳列された商品の表示が適正かどうかをチェックし、温度管理が必要な水産物には赤外線放射温度計で温度を計測する。この検査で今回のバラハタが見つかったわけだ。

 検査所ではほかに、カキなど二枚貝のノロウイルス、食品添加物の適正使用、水銀やポリ塩化ビフェニル(PCB)などの残留物についても検査。26年度だけでしらす干から過酸化水素を検出したり、いなりずし弁当に表示記載のない着色料が使われていることを見つけたりなどの実績を挙げている。

 職員には大学の水産学部や農学部の出身者が多いが、獣医の資格を持つ人もいる。自ら現場にも赴くという検査課長の永渕恒幸さん(52)は獣医で、築地に着任するまでは東京都中央卸売市場食肉市場(東京都港区)で長く検査を担当していた。

 課長が胸のポケットに入れていたハンドブックを見せてもらった。約40ページの小冊子だが、有毒魚がずらりと並んでいた。

 「これを頭にたたき込んで市場を回るんです」と永渕さん。例えば、今回問題になったバラハタはひれの先端が黄色くなっているのが特徴だ。過去には食べると確実に死ぬような魚が販売されているのを見つけ、食い止めたこともある。

素人目にも大変だなと思ったのが「フグ」

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