数万匹…梅雨の布団はダニ増殖の危険 “ダニバスター”チームの話では… (3/3ページ)

2016.6.26 17:13

電子顕微鏡で見たヒョウヒダニの姿(提供:「提供:北海道立衛生研究所)

電子顕微鏡で見たヒョウヒダニの姿(提供:「提供:北海道立衛生研究所)【拡大】

  • 気持ちがいい天日干し。干した後に掃除機をかけるとダニ対策になる

 さてここで、西宮市の“ダニバスター”チームの話を。「住みたい街・行政市区」の各種調査で毎年上位にランクされる西宮市の職員がなぜダニ駆除に詳しいのか-。

 実は、西宮市は長年、ダニ対策に熱心に取り組んでおり、自治体としては全国でも珍しい「無料のダニ検査」を市民向けに実施している。

 検査は、塵の中のダニをろ紙を使って分離させ、顕微鏡を使用して種類を特定させる。ダニを見分けるには経験が必要だが、「害虫駆除のチームにいる職員は全員研修を経て、技術を身につけています」と中田さん。

 西宮市がダニ対策に力を入れるようになったのは、昭和50年代のこと。当時はまだダニでかゆくなることはあまり知られていなかったが、市民の害虫被害を調査するうちに、外部の研究者から「ツメダニによるものかもしれない」との指摘を受け、死骸やふんなどがかゆみを引き起こすアレルゲンとなる-と説明されたのが、きっかけだった。前出の中田さんも研究所への研修などを重ね、ダニを見分ける技術を学んでいったという。

 ただ、先に述べたように、ダニを完全に死滅させることは難しい。中田さんは「ダニ退治に神経質になり過ぎず、適度な共生を目指してほしい」と話している。

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