
“ローテク”先制医療【拡大】
低体重出生も注意
だが、ハイリスクの人の正確な抽出や超早期診断・治療にはハイテク医療機器などの活用が前提となり、現状では「さらなる技術革新が必要」(井村氏)という。このため、次善の策として、集団のデータを用いながら個の要素を取り入れた“ローテク”先制医療を勧める。
メタボや糖尿病のケースでは、「出生時に低体重や過体重だった人がなりやすいとの疫学データがある。自分の出生時の体重を把握することにより、個別にリスクが高いかどうかを推定できる」とする。
低体重だった人がハイリスクになるのは「胎児期に低栄養だった人は、その環境に適応してしまった結果、出生後の豊かな食環境では栄養が余剰となり、ため込んでしまう」からだという。