「ピラミッド」崩壊事故から1年 ガイドライン策定で「変わる運動会」 (2/5ページ)

動画投稿サイトで公開された八尾の市立中学校の男子生徒が挑んだ10段ピラミッドの映像。この直後に崩壊した(ユーチューブから)
動画投稿サイトで公開された八尾の市立中学校の男子生徒が挑んだ10段ピラミッドの映像。この直後に崩壊した(ユーチューブから)【拡大】

 これを受けて、この中学ではピラミッドは5段で実施するが、タワーは実施しないことを決めた。「ガイドラインに基づいた形で演技構成や安全対策をした」と校長は説明し、組み体操を行うことについて「演技を通じて、生徒たちに団結力や達成感を味わってほしい。他人と協力することの大切さや思いやりの心を持つことを学んでほしい」と話した。

 一方、八尾市の別の中学校は組み体操を実施しないことを決めた。今年は組み体操に代わって、集団行動や演舞を披露する。同校校長は「組み体操で培うことができる団結力は、集団行動や演舞などの表現活動でも培うことができると判断した」と説明する。

 同校では、1学期中に組み体操中止を保護者らに伝えたが、特に大きな反発などはなかったという。だが、来年度以降については組み体操を行うかどうかは「未定」としている。

 「ピラミッド崩壊」動画からわき上がる議論

 “様変わりした体育大会・運動会”は、昨年9月27日に八尾市市立中学校の体育大会で起きた事故をきっかけにわき上がった。

メインイベントとなる組み体操で、1~3年生の男子生徒157人による…