若者らがあこがれる田舎暮らし 「年収300万円を切っても生活は豊か」 (4/6ページ)

和歌山県古座川町の古座川で川遊びする人ら(山本拓自さん撮影)
和歌山県古座川町の古座川で川遊びする人ら(山本拓自さん撮影)【拡大】

  • 地域の魅力を参加者にPRする和歌山県内の市町村担当者ら=8月27日、大阪市中央区
  • 出席者たちに田舎暮らしの体験談や注意点などを話す先輩移住者の山本拓自さん(右)ら=8月27日、大阪市中央区
  • 和歌山県古座川町の古座川。流れがゆるやかなため、空模様がそのまま鏡のように川面に映し出される(山本拓自さん撮影)
  • カヌー遊びも盛んに行われるという和歌山県古座川町の古座川(山本拓自さん撮影)

 一方、大阪ふるさと暮らし情報センターに訪れた昨年の相談者の希望地は、1位和歌山、2位岡山、3位兵庫など西日本エリアが上位を占める。同センターの井内秀起所長(63)は「大阪から車で2~3時間の範囲で、何かあれば大阪に戻れる地域が人気だ」と話している。

 希望地のトップだった和歌山県は、26年から同センターに、昨年から東京のセンターにも相談員を置いている。同県過疎対策課によると、移住者の割合は大阪が4割、東京含む関東エリアが2割だ。担当者は「大阪が多いが、潜在的な移住希望者が多いのは東京だ。さらに知名度アップを図りたい」と話した。

 2位の岡山県は、同センターと東京のセンターに24年から担当者を常駐させている。岡山県中山間・地域振興課によると、27年度の移住者全体に占める割合は大阪が最も多い14%、広島が11%、東京10%の順だ。

 災害が少なく気候が温暖で、ほどよく都会でほどよく田舎という点が人気だといい、担当者は「大阪へは新幹線なら1時間足らずで行ける。移住者の割合が高まっている地域もある」と説明した。

元々は、団塊の世代の定年後の田舎暮らしを支えるのが主眼だったが…