
うどん県・香川では、うどんにちなんだイベントや企画も盛りだくさん(写真は徳島県のスダチとのコラボ)。しかし、このうどん文化が糖尿病の多い一因ともいわれ、県は対策を進めている=平成26年9月、高松市【拡大】
大阪府が今年8月に発表した「大阪版健康・栄養調査」によると、「米・パンと麺(めん)類や粉もんを一緒にどのくらい食べているか」という問いに対し、男性は約27%、女性は約26%が1日1食以上、重ね食べをすると回答。4人に1人が「お好み焼きとご飯」など主食の重ね食べをし、BMIが高い人ほど、その傾向が強いことが明らかになった。
重ね食べはカロリー過多になりやすく、栄養バランスも悪いため、府は「炭水化物の重ね食べは大阪文化で改善は難しいが、バランスの良い食事を心がけて」と呼びかけている。
炭水化物の過剰摂取、早食いも
しかし、大阪府の糖尿病死亡率は33位、受療率は20位と、香川県とは隔たりがある。医療関係者は「(香川で糖尿病が多いのは)重ね食べも要因の1つだが、炭水化物の過剰摂取や早食いの影響も大きいのでは」と指摘する。
総務省が取りまとめた経済センサスによると、香川県にある「うどん・そば」の店は約600店。人口1万人当たりに対する店舗数は5・92店で、全国1位。別の統計ではうどんの県別消費量が全国平均の2倍以上というデータもある。
香川のうどん店では、小(1玉)から大(3玉)までサイズがあるのが一般的。1玉当たりの量は店によって違うが、市販のものだと1玉約250グラム。仮に3玉分750グラムだとすると800カロリーになり、一般的な成人男性の1日の炭水化物摂取量の約3分の2に当たる。