
うどん県・香川では、うどんにちなんだイベントや企画も盛りだくさん(写真は徳島県のスダチとのコラボ)。しかし、このうどん文化が糖尿病の多い一因ともいわれ、県は対策を進めている=平成26年9月、高松市【拡大】
さらに、うどんは麺を豪快にすすり、そののどごしを楽しむのが通の食べ方。どんぶりの中のうどんは一気になくなり、結果的に早食いとなる。しかも副菜を取らないため、空腹にいきなり炭水化物を摂取することになり、食後の血糖値が急激に上がりインスリンが大量に分泌されるため、内臓脂肪がたまりやすいともいわれる。
子供の1割が「糖尿病のリスク高い」、予防は地道な生活習慣の改善と定期検診のみ
炭水化物の重ね食べ、過剰摂取、早食い-。こうした食事の仕方は子供にも引き継がれており、香川県は小学生を対象に血液検査で糖尿病などの傾向を調査する「小児生活習慣病予防健診」を始めた。今年の結果によると、「将来糖尿病の発症リスクが高い子供」は男子14・5%、女子13・6%。「肥満傾向」は男子10・1%、女子8・4%。生活習慣との関連では、腹いっぱい食べる、早く食べると答えた児童に肥満傾向や脂質異常、肝機能の異状が多い傾向がみられた。
香川県に糖尿病の患者が多いのは、やはりうどんの影響なのか。県健康福祉総務課は「一因として挙げられるが、糖尿病は日々の生活習慣の積み重ねで発症するもので、原因を1つにしぼるのは難しい」と話す。
そもそも糖尿病は、血中のブドウ糖をエネルギーに変えるインスリンの分泌や働きが低下し、血糖値が高い状態が続く病気。その原因は肥満や食べ過ぎ、運動不足、ストレスなど普段の生活習慣によるものといわれている。