「英語が苦手でも、そのことについて恐縮する必要はありません。自信なさそうにしたり、もじもじしたりすることのほうが、かえって悪い印象につながることもあります。何語で話しているときも、どこの国の人と話しているときも、変わらずにいられるというのが理想だと思います。
また、文化間の差を常に意識して、相手に配慮することは必須なのですが、同時にその差にとらわれすぎずに、むしろお互いの共通点を探していくような会話がおすすめです。つい自分たちの国や文化にないものに目が行きがちですが、文化を越えて共有するもののほうが多いことを覚えておきましょう」
外国人との会話中は、日本人が意外と気づいていない失礼な言動があることが分かった。回避策を行うのはもちろん、言語や文化の差ではなく、共通点を探して注目する意識を持つことが大事といえそうだ。
(取材協力)
箱田 勝良さん
英会話イーオン 法人部 教務コーディネーター。企業向け英語研修のカリキュラム企画と講師を担当。楽天の英語公用語化でも担当講師を務めた。TOEIC(R)L&R*テスト990点満点、TOEIC(R)S&W*テスト400点満点。実用英検1級。
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*L&R means LISTENING AND READING. S&W means SPEAKING AND WRITING
取材・文/石原亜香利