▼ビニ傘をコンビニで買う習慣の人はお金が貯まらない
ビニ傘は1本数百円だから「家計崩壊」の直接の原因にはならない。だがその習慣は大きな問題を発生させている。こんなふうに行き当たりばったりで、何かあったら何でもコンビニで買えばいい、という消費行動が癖になってしまい、ビニール傘以外のものも、つい割高なコンビニで買ってしまうようになるからだ。結局、コストが高くつく。
Bさんのように、利便性を重視して、コストが割高なコンビニを多用する人は多いのではないだろうか?
たしかに、コンビニは手軽だし、何でもそろっている。最近では、「おひとりさま」や高齢者世帯に対応したお菓子や食料品、惣菜なども売られている。量が少なく余って捨てることもない一方、一商品当たりの価格は高い。ついカゴに入れてしまい、いざレジの会計で総額を見て驚くこともあるだろう。
保冷剤やビニ傘がたくさんある家(人)が取るべき対策
さて、それではAさんやBさんのような「チリツモ消費」をやめるにはどうしたらいいだろうか?
これについて対策法は2つ考えられる。
ひとつ目は、チリツモ消費の誘惑のモトを断ち切ること。
つまり、Aさんの場合、スイーツは買わない、Bさんの場合、コンビニに入らない、ということだ。これは、カンタンかつ非常に効果的である。しかし、いささか極端な解決法でもあり、Aさんの妻が“暴動”を起こすかもしれないし、Bさんもまったくコンビニに入らないというのも困るだろう。