背景に働き方改革のしわ寄せ “ウンザリだ”課長の半数が出世を拒む理由 (2/6ページ)

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 ▼上昇志向の管理職が、なぜか「出世レースから降りたい」

 私は長年、人事担当者の取材を続けているが、若手社員の出世意欲の低さに頭を抱えている企業は少なくない。このため最近では割り切った考えをもつ企業もあらわれている。食品業の人事部長はこう語る。

 「仕事を適当にやって趣味や遊びをしたいという人はさすがに困りますが、若手の中には管理職になるよりも専門職としてスキルを磨きたいという人も増えています。それはそれで結構なことだと思いますし、仕事の経験を重ねていくうちに管理職になりたいという人も出てくることもあり得ます。皆が全員管理職になる必要もないし、実際に管理職ポストも限られていますから、それほど心配はしていません」

 新入社員のときは出世意欲が低くても、その後の仕事や人材育成を通じて意欲が芽生えてくることもあり、前出の調査結果についてそれほど心配することはないかもしれない。

 だが、すでに管理職に登用されている有望な人材の多くが「これ以上、出世をしたくない」となれば、話は別だ。企業にとっては危急存亡の危機と言えるかもしれない。

出世望まぬ課長の胸の内とは