背景に働き方改革のしわ寄せ “ウンザリだ”課長の半数が出世を拒む理由 (4/6ページ)

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 ▼なぜ、現役課長は出世を拒むのか?

 なぜ、現役課長は出世を望まないのか。その理由のひとつが、課長の働き方の実態から浮かび上がってくる。

 再び産業能率大の調査を見れば、3年前と比べて「業務量が増加している」と答えた人は58.9%だった。2010年の調査以降、徐々に増えている。

 また驚いたのは程度の差はあれ、職場の(課長としての)マネジメント以外にプレーヤーとしての役割が求められるプレイングマネジャーである人が99.2%だったことだ。プレーヤーとしての業務がマネジメント業務に何らかの支障があると答えた人が約6割に上っている。

 部下を率いるチーム運営は「もう、しんどい」

 対部下の仕事を重荷と感じている人も多い。例えば、「メンタル不調を訴える社員が増加している」「労働時間・場所に制約がある社員が増加している」「外国人社員が増加している」など7項目が調査史上、最高値になっている。

 さらに課長の悩みを単刀直入に聞くと……(複数回答)。

 「部下がなかなか育たない」39.9%

 「部下の人事評価が難しい」31.9%

 「職場の業務量が多すぎる」26.6%

 となっている。「求められる成果が出せていない」「部下が指示どおりに動かない」「目標のハードルが高すぎる」と答えた人も過去最高だった。

部下よりも給料が低いケースは少なくない