そんな中で食欲が次第になくなっていったのです。最初は体調が悪いのかなと深刻には考えませんでした。
食事を控えることで体重が少し減りますよね。そうすると、体重が戻ることが怖くなるのです。本来はスケートの演技を向上させるためにコントロールするはずの体重だけに敏感になっていきます。
食べることが怖くなり、体重は入学から1カ月で10キロも激減。油っぽい肉などを避け、おなかが減ってスーパーに行っても何を買っていいのかわからず、食品コーナーを見て回るうちに食欲がなくなり、サラダだけ買って帰っていました。
長久保先生も心配して、私を食事に連れていってくれたり、料理を作ってくれたりしました。
環境を変えるために1人暮らしを始めましたが、食欲は戻りませんでした。5月の大型連休に自宅に戻り、母に連れられて病院に行ったときにはもう摂食障害の状態でした。