「在日特権を許さない市民の会(在特会)」への街頭宣伝禁止と賠償を命じる判決(京都地裁、橋詰均裁判長)について、支援者に報告をする学校法人京都朝鮮学園の孫智正(ソン・チジョン)理事長(左から2人目)ら=2013年10月7日、京都市内のホテル(共同)【拡大】
「恥」のない人間は…
歴史上、ヘイトスピーチによってもたらされた悲劇は枚挙にいとまがない。ナチスドイツによるユダヤ人の虐殺、第二次世界大戦時の日本による反米英扇動、米英による反日扇動…。1994年にアフリカのルワンダで起きた大虐殺は、対立部族の殺害を扇動するラジオ放送がきっかけだったといわれている。
ヘイトスピーチがなぜ否定されるべきなのかは、1970、80年代に活躍した劇作家、つかこうへい氏(1948~2010年)の言葉からも明らかだ。在日韓国人であるつか氏は、「人生とは、何をはしたなく思うか、恥と思うか、それだけです。恥のない人間は、日本人だろうが韓国人だろうが、クズです」(『娘に語る祖国』光文社刊)と語っている。(同志社大学社会学部教授 渡辺武達(わたなべ・たけさと)/SANKEI EXPRESS)