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【台風26号】「今度は山の津波にのまれた」 伊豆大島土石流 宮城の両親、息子の無事祈る (3/5ページ)

2013.10.19 00:06

  • 伊豆大島で亡くなった人が発見された場所=2013年10月16日午後5時15分現在、東京都大島町(警視庁調べ)

 芳枝さんは1人娘で、勝さんは婿養子になった。約15年前、島に移り妻の実家近くに居を構えた。芳枝さんの父、雄司さん(74)は「親を頼ろうと思ったはず」と冗談めかすが、勝さんは建設会社に勤め、一家は平穏に暮らしていた。その日常を土石流が奪った。

 重傷の次女は病床で両親を気遣うが、まだ現実は伝えていない。まな娘の遺体と対面した雄司さんは「早すぎるよ。これからどうしよう」と語りかけた。その様子をかたわらで見守った照子さんがつぶやいた。

 「津波の次は、山の津波にのまれちゃった」

 ≪72時間の壁「一刻も早く助けたい」≫

 大島町消防団北の山分団員、森田彰人さん(23)は10月18日も、神達(かんだち)地区で捜索活動にあたっていた。「72時間」を前に、「少しでも助かる人がいるならば」とスコップを握る手に力を込め、少しずつ土砂をのぞいていく。

 雨がぱらつき、再び土砂崩れが起きる危険性があるため、安全監視員が配置された。はるか南の海上では台風27号が北上中で、日本をうかがっている。

この下に、島の人たちがいるかもしれない

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