気象庁は、台風27号が進路次第で週後半にも強い勢力で伊豆諸島に近づく恐れがあると予想。町は21日、台風27号による二次災害の恐れがあるとして、島内の高齢者や要介護者ら計547人のうち、希望者を島外に避難させる方針を決めた。付き添い者とともに23日にもチャーター船で島を出て、安全が確認されるまで都営住宅や都の福祉施設に避難する。
≪「望みは必ずある」 早く助けたい≫
10月21日午後1時。土石流が集落をのみ込んだ神達(かんだち)地区に、陸上自衛隊第34普通科連隊(静岡県御殿場市)の隊員16人の姿があった。約440人が活動する自衛隊の中で第1普通科連隊(東京都練馬区)とともに主力を担う。隊員はスコップで黙々と泥を掘り進める。
前日の大雨で水分を含んだ土砂は重い。長さ10メートルを超える木々が横たわり、土砂の下には木の根やコンクリートの残骸が埋まり、捜索を妨げる。「普通の土壌掘削とは違い、想像以上に力がいる」と隊員は語る。