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「プーチン氏にノーベル賞を」の欺瞞 (3/4ページ)

2013.10.30 11:00

  • ロシア・サンクトペテルブルク

 政権派の政治学者は「今年の主要な平和への貢献は、シリア内戦の拡大が食い止められ、化学兵器の廃棄プロセスが始まったことだ。その基本的な功績がプーチン大統領のものであることは疑いない」と語った。

 米国への対抗材料

 しかし、こうした言説は欺瞞(ぎまん)以外の何物でもなく、国際社会はロシア国内の陶酔に惑わされるべきではない。

 第1に、シリアの化学兵器を国際管理する案は、何もロシアの着想によるものではない。12年8月、旧ソ連地域の大量破壊兵器廃棄にも尽力したリチャード・ルーガー米上院議員(81)=当時=が米露による化学兵器管理を提案した際、ロシアはこれをはねつけたという事実がある。ラブロフ外相自身、「国際管理は完全にロシアの発案というわけではない」とし、米露の接触から生まれたものであることを控えめに認めている。

 第2に、「ロシア提案」のまさに直前、米国のジョン・ケリー国務長官(69)は軍事介入回避の条件として、「アサド政権が化学兵器を1週間以内に国際社会に引き渡し、兵器に関する完全な調査を認めること」と発言していた。武力行使の可能性という強い圧力があって初めてロシアは重い腰を上げたというのが実際だろう。

ロシアにとってシリア問題 米国の“一極支配”に対抗するための好材料

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