このような容姿を不快に思う人もいるかと思えば、国内外問わず、意外とそうではないようだ。それは、日本のマンガやTVアニメ、ゲームで育った世代にとっては、むしろ二次元での創作表現としては見慣れたものであり、むしろ老若男女問わず好まれてさえいる。
江戸の浮世絵と同じく、これらもデフォルメされた表現と考えれば、将来的には「ハイアート」と位置づけされる可能性すらある。
ハードウエアと探究心
絵師の作品がここまで巧みに描かれるようになった背景には、PCゲームの発展がある。PCゲームは1980年代後半に16ビットカラー作品が登場、95年に「Windows95」が発売されて以降は、グラフィック制作にかかわるハードウエア(道具)が格段に性能アップを遂げていった。それに伴い、人物は、髪の艶や瞳の潤いなどがより鮮やかで、肌の質感や、人物の背景までも美しく描くことが可能になり、魅力的な作品が無数に生まれていった。