食の安全に関する専門家として知られる倉敷芸術科学大学の唐木英明学長(71)。学生と交流するために始めたフェイスブックに月に数回、飛行機から撮った写真をアップしている。その理由を「写真は表現の手段であり、カメラという機械が記録した対象の“影”を、如何にして自分のイメージに近づけるかが私の課題。そのためにトリミングや色・陰影の修整など、可能な手法はすべて使う。写真は自然に対する私の感動を再現したもので、それを学生に伝えたかった」と説明する。
相模湾上空から撮った富士山の写真は、噴火口のくぼみもくっきり見え、頂上付近の雪の白さがまぶしい。
これだけの美しい写真が撮れるのは、「今日は富士山を撮る」と決め、万全の準備をして飛行機に乗るためだ。
「いい写真のために準備ができるのは8割まで。残り2割は天候や季節など偶然に左右されることが大きい」と唐木学長。