≪きょう「最終決戦」 終結宣言の観測も≫
タイの反政府デモ隊が、11月25日から首都バンコクの中央省庁を占拠した。タイでは過去にも政情をめぐり大規模な衝突が起きている。根深い対立に解決策は見えない。
Q 何が起きたの
A デモ隊は財務省や合同庁舎を占拠した。首相府の敷地に一時入ったり、警察本部に押しかけたりした。これまでに4人が死亡。デモを主導するステープ元副首相に司法当局が反逆容疑で逮捕状を出した。
Q なぜ起きたの
A インラック首相の兄で国外逃亡中のタクシン元首相の帰国を実現させる恩赦法案を、与党が提出したのが引き金になった。11月11日に上院で否決されたが、野党側は政権打倒に持ち込もうと攻勢を強めた。各界の代表者で構成する評議会の創設を掲げている。タクシン氏一派の影響力排除が最大の目標だ。
Q タクシン氏はどんな人
A 2006年のクーデターで失脚するまで首相として低額医療制度など貧困救済策を進め、目を向けられることの少なかった農民ら貧困層から熱烈な支持を受けた。