ステープ氏はこれまでも繰り返し「勝利の日」「3日で終わる」などと宣言し、デモ参加者を集めてきた。最大時には10万人を超えたが、最近の参加者数は減少傾向だ。
タイでは12月10日が祝日のため連休を取る人が多い。参加者を動員しにくい状況で9日を決戦の日としたのは、デモをこれ以上長期化させても利点がないと判断したとみられる。
ステープ氏は、デモ拡大による騒乱状況下で軍を味方につけて介入させるシナリオを描いていたとされるが、軍は「中立を守る。クーデターも起こさない」と明言。政府側もソフト路線を続けている。
反逆容疑などで逮捕状が出ているステープ氏は「勝つか負けるかだ」とし、十分な参加者を動員できなければデモをやめて投降するとしている。チュラロンコン大のスラチャート准教授は「仮に9日に首相府を占拠したとしても、デモ側には次に打つ手がない。ステープ氏はデモ終結を宣言するのではないか」と指摘している。(共同/SANKEI EXPRESS)