電車確認して行動
大阪桐蔭高で行われた感謝状贈呈式で、森捕手は当時の状況について「一度、電車が来る方向を確認。電車が来てなかったので、(線路に)降りた」と、冷静に行動したことを説明した。しかし、思い起こせば「危機一髪だった」とし、「(今後こういう状況に遭遇したら)非常ベルをしっかりと押してから助けたい」と語った。久米捕手は「自分たちが行くしかないと思い、森君に声をかけて(線路に)降りた。(2人の)息がぴったりと合った。(救出劇は)10秒ぐらいだったと思う」と振り返った。JR西日本安全推進室の槌谷(つちたに)博和室長は「甲子園のチームプレーを思わせる連係」と感謝した。
強打、強肩、俊足の森捕手は、阪神に昨年入団した藤浪晋太郎投手(19)とバッテリーを組み、大阪桐蔭高が昨年、甲子園大会で史上7校目の春夏連覇を達成する原動力になった。今年は主将を務め、チームを夏まで4季連続の甲子園出場に導いた。副主将の久米捕手は控え捕手としてベンチ入りし、今春の選抜大会3回戦では先発出場した。
大阪桐蔭高野球部捕手としての2人の冷静な判断力が、とっさの状況でも発揮された、勇気ある行動だった。(SANKEI EXPRESS)