土地と歴史、強くひかれあう無垢な魂たち…。そんな桜庭作品のエッセンスが凝縮されたGOSICKシリーズ。これまでの作品を読んでいないから…と尻込みする必要はない。「今回の新刊から読み始めて、過去の作品にさかのぼるという楽しみ方もできます」
2014年は、格闘技に青春をかける少女たちの群像劇『赤×ピンク』と、直木賞受賞作『私の男』とがそれぞれ映画化される“桜庭イヤー”。「映画をきっかけに、新しい読者の方に出会えるのが楽しみです」(文:塩塚夢/撮影:瀧誠四郎/SANKEI EXPRESS)
■さくらば・かずき 1971年生まれ。鳥取県出身。99年「夜空に、満天の星」で第1回ファミ通エンタテインメント大賞(現在はエンターブレインえんため大賞)佳作入選。2007年『赤朽葉家の伝説』で第28回吉川英治文学新人賞候補、第137回直木賞候補、第60回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編部門)受賞。08年『私の男』で第138回直木賞受賞。
「GOSICK RED」(桜庭一樹著/角川書店、1155円)