あけましておめでとうございます。
このあいさつが使えるのは松の内(1月15日まで)だそうだ。とはいえ仕事始めから早や1週間、すっかり正月気分も消え、「あけましておめでとう」のあいさつが似つかわしくないと感じる人も多いだろう。
かくいう私は大みそかに宿直勤務となり、会社で新年を迎えるという、光栄か貧乏くじかわからない状況を2年連続で引き当てた。勤務中なので気になるテレビ番組を見るわけにいかないし、数年前には全盛だった「あけおめメール」を送るわけにもいかない。かろうじて社内にいた先輩後輩とあいさつを交わし、「今年も仕事一色なのかな」と不穏なことを考えた。
当然、年越しそばも食べていない。1人暮らしでは、お節料理も用意しない。それでも、コンビニエンスストアに行けば数の子や黒豆などのお節の具材が売っている。数年前まで行っていたデパートでも、今や福袋がインターネット通販で買えるようになった。便利になる暮らしの中で、「正月らしい」諸々が、切り売りされている。今や、正月らしさは意識して作り上げないと、なかなか味わうことができないものらしい。