シリア内戦の解決を目指す和平国際会議が1月22日からスイスで開催されるのを前に、シリア北部の中心都市アレッポでの限定的な停戦合意を探る動きが浮上した。局地的な停戦を突破口に危機の全面打開につなげる狙いとみられるが、アレッポ周辺では国際テロ組織アルカーイダ系の過激派が勢力を拡大、激しい戦闘が続き停戦実現のめどは立っていない。
「会議を成功させるため、あらゆる努力をする」。シリアのワリード・ムアレム外相(72)は(1月)17日、アサド政権の後ろ盾であるロシアのセルゲイ・ラブロフ外相(63)と会談、政権側の会議参加をあらためて明言し、アレッポでの停戦計画があることをロシア側に説明した。
会議は政権側と反体制派が同席し、シリア情勢をめぐって主要国が集まる初めての国際イベントとなる。外相は内輪もめが続く反体制派を尻目に、和平への意欲を国際社会に示すことで、スイスでの会議に有利な立場で臨もうとしているのは明らかだ。今月(1月)中旬にはジョン・ケリー米国務長官(70)とラブロフ氏が限定停戦を協議した際、ラブロフ氏を通じ、アサド政権が首都ダマスカス郊外への人道支援のアクセスを保証する用意があることも明らかにされた。