シリアからの報道などによると、ダマスカスや首都郊外では今月(1月)に入り、攻勢に出ていたアサド政権側部隊がバルゼ地区など計5カ所で、親欧米の反体制武装組織「自由シリア軍」と限定的な停戦に合意したとされる。
だがこうした動きが全土に広がるかは不明。過激派が比較的入り込んでいない首都と違い、アレッポやラッカ、イドリブといった北部や、東部デリゾールなどでは、アルカーイダ系の「イラク・シリアのイスラム国」や「ヌスラ戦線」が対話を強硬に拒否、反体制派へも含めた無差別な攻撃を繰り返しているからだ。
シリア人記者はアレッポでの停戦について「過激派の侵入を防ぐためやむなく限定停戦したダマスカスと違い、実現可能性は低い」と指摘。「本来は政権と反体制派が全土で和解し、外国人戦闘員主体のアルカーイダと対峙(たいじ)しなければならない状況なのだが…」と話した。(共同/SANKEI EXPRESS)