11日の土曜日には、その材木座海岸で、大町の八雲神社の神主さんや地元の漁業関係者らによる汐神楽(しおかぐら)が行われた。海の安全と豊漁を祈る神事。江戸時代中期の鎌倉は漁村としても知られ、不漁時に大漁を祈願したのが始まりだという。
神楽の後には、砂浜でお正月のしめ縄や門松などを積み上げて燃やす左義長も行われた。いわゆるドント焼き。大きな炎と煙を囲む子供たちからは「暖かいねえ」という声があがる。
最近は北風がぴいぷうと吹く季節になっても、たき火を見かけることはほとんどなくなった。火の用心や環境への配慮もあるのだろうが、たき火の楽しさが忘れ去られてしまう世の中というのも、それはまた、何か大切なものを失っているようで寂しい。(文:編集委員 宮田一雄/撮影:写真報道局 渡辺照明/SANKEI EXPRESS)