結局、参加要請が撤回されたことについて米国務省は歓迎の声明を発表、国民連合も歓迎し、会議への参加を確認した。これに対して、イランの参加を求めていたロシアのラブロフ外相は、撤回は間違いだと批判した。(共同/SANKEI EXPRESS)
■シリア和平国際会議 シリア内戦の当事者であるアサド政権や反体制派、関係国が集まり、交渉による和平と内戦の政治解決を目指す国際会議。構想は2012年6月、ジュネーブで開かれたシリア問題に関する「連絡調整グループ」会合で浮上。しかし、当時はアサド大統領退陣を開催の前提とするかどうかで米国とロシアが対立、具体化しないまま宙に浮いていた。13年9月、米露がアサド政権の当面の存続を前提に化学兵器廃棄を進めることで合意し、構想は息を吹き返した。この会議は「ジュネーブ2」とも呼ばれる。(共同)